第6回
「偶然からの気づき」
(Nさん)
初夏に地元の無人駅で経験した話になります。
青年会主催で月に一度のにをいがけへ参加する為に最寄りの駅へ向かいました。
すると改札内券売機の前で困っている東南アジア系外国人の女性がいました。
にをいがけの前に人助けだ!と思い話しかけたところ、
その方はタイ出身で日本語と英語が片言で、読むのも堪能ではないようでした。
一方、私はタイ語が出来ず、英語も苦手です。
お互い英語を混えながらわかったのは、
券売機のエラーで何が起きているか分からず途方に暮れていたのです。
エラー自体は近くの駅から駅員さんが来る事で解決する事が出来たのですが、
問題は待っている時間です。
なんとか安心してもらおうと会話してみたところ、めちゃくちゃ難しい。
ほとんど単語のみのやりとりな上に語彙が少なく、
四苦八苦しながら駅員さんを待ちました。
あれほど長い15分は中々無い経験です。
よく海外旅行経験者が言葉なんて通じなくても気待ちがあれば大丈夫!
なんて言っているのを聞いていましたが、
気持ちがあっても言葉が通じるに越した事はないなと強く思った体験です。
なによりも人助けだ!と思い切って声をかけた事で、
海外布教につとめている方の苦労を僅かに体験し、
本当に大変な中を通っておられるのだな。と実感させて頂く機会になりました。
また、
ふとしたところにも神様が色々な事に、
気付けるチャンスを与えてくださっているのだと感じて、
これからも積極的な人助けの実行を改めて決心する出来事でした。