2019年6月10日月曜日

タイ布教研修隊感想 ②

当初の予定では4人で行く予定になっていたが、結局3人で行くことになり、人数が少ないことに多少の不安がありました。しかし少人数の強みで、何をするにも迅速に行動でき、結果的に3人でよかったなと思いました。例えば移動時のタクシーやトゥクトゥクは一台で問題がなく、食事に関することなど、少人数であるがゆえに、スムーズに決定することができました。一番不安だったバンコクでの施設訪問では少人数であったからこそ皆でアイデアを出し、協力してできたと思います。大人数いればできることは増えますが、少人数でも皆で力を合わせれば、人様に喜んでもらえることは可能であると実感しました。少人数ゆえに誰も手を抜かず、一人一人が一生懸命役割を果たせたのだと思います。
振り返ると今回の研修隊は、多少のトラブルや、お腹を壊したりすることはありましたが、特に大きな問題や、体調を崩して寝込むこともありませんでした。全員でスケジュール通りに行動できたことはよかったと思います。しかしバンコクは想像以上に蒸し暑く、長距離を歩くことにより、かなり体力を奪われました。タクシーなどを使って、もう少し歩く距離を少なくすればよかったと思います。慣れない海外では暑さで想像以上に体力を消耗するので、一週間以上あるスケジュールでは、最後まで体がもたない恐れがあります。予算の問題もありますが、体調面を一番に考慮して移動手段をもう少し考えたほう良かったかなと思いました。三十代半ばの体には堪えました。
他には日本で事前に色々予約をしてくれましたが、聞いていた話と、実際に手続きを行う時になって言われる内容が違うことがいくつかありました。例えば飛行機の搭乗手続きの時。結果的には何とかなりましたが、少しでもトラブルが少ない方が余計なストレスが掛からなくてすむので、事前にお互いに確認をするべきだと思います。
一週間以上一日のほとんどの時間を一緒に過ごすので、多少は喧嘩をしたり険悪な雰囲気になったりするかなと思いましたが、隊長がしっかり隊員をまとめ、隊員は隊長を立てて、お互いに気を遣い、いい雰囲気の中、帰国することができました。5年近く居たタイにいまさら行っても特に新しい発見はないであろうと、たいして期待していませんでした。しかし初日に空港についた時点で新たな発見をすることができたことで、まだまだ知らない事が多いなと気付けました。
今回の研修隊で私に求められる役割は、現地での通訳でしたが、実際は、タイでの数年間で得た経験使って、食事の面、ホテルでの滞在の面など、またスケジュール通りに行動できるようにアドバイスするなど、通訳以外の働きが求められました。いかにストレスなくスムーズに予定をこなし、またタイでの滞在を楽しいと思ってもらい、さらにはタイという国を好きになってもらうことを重点を置いて、心を配って、他の隊員と行動を共にしました。今回研修隊でのタイをとても楽しむことができ、改めてタイという国が好きになりした。またタイ語の能力の面ではまだまだ足りないということも痛感することができました。研修隊に参加することに二の足を踏みましたが、行って良かったと思います。忘れかけてたタイの空気、匂い、気候などを思い出すことができました。そして海外布教は海外だけですることができるというものではなく、国内にいても海外の方に教えを伝えることができる、海外布教ができるということを改めて思い知りました。この経験を今後の挑戦に役立てたいと思います。